養殖の歴史

1970年
瀬戸内海栽培漁業協会、三重県尾鷲水産試験場で生産が始まる
1981年
近畿大学で生産が始まる
1995年
全国の公的機関で放流用としての生産が拡がる

養殖方法

飼育は比較的小型の水槽を用い、配合飼料を日に1~2回与えながら育てます。普段は水槽の底でじーっとしていることが多く、また暗いところを好むので、できるだけ驚かさないように気をつけます。生簀で飼育する場合は太陽光線が直接当らないよう日よけのシートで覆いをして飼育し、稚魚から約2年で出荷しています。

生産現場の様子

カサゴは卵胎生魚で、秋~初冬に交尾した雌親魚は腹腔内で仔魚をふ化させます。ふ化仔魚は、分離浮性卵から孵化する他の海産仔魚よりも大きく全長4mm前後あります。親魚の体外へ排出された仔魚は、翌日から餌を食べ始め、30日後には15mm前後まで成長します。この頃から魚食性が強くなり、共食いを防ぐため、給餌量や給餌回数をこまめに調節します。3ヶ月で全長5cm、1年で60g、2年で120gと成長は比較的遅い方です。

うまいね

生産履歴